
脱炭素に向けた発電電力量の推移(Ⅵ)
FIT制度が導入された2012~2015年、水力発電の発電電力量の年平均伸び率は3.8~5.1%と順調に上昇したが、2015年あたりでピークを示し、2017年以降はー1.7%と明らかな減少傾向を示している。このまま-1.7%で発電電力量が減少を続けた場合、2030年には670億kWhに減少すると予測される。これは、第6次エネルギー基本計画で目標とした総発電電力量(9300~9400億kWh)の11%とする水力発電の電力量(1023~1034憶kWh)の65.5~64.8%にまで低下することになる。