
風力発電所の相次ぐ中止・撤退!(Ⅲ)
高いポテンシャルを有する風力発電であるが、三菱重工業、日立製作所など国内有数の風力発電機メーカーの撤退が相次いでいる。そのため国内の風力発電設備の累積導入量は、海外メーカー製が73.3%を占めており、今後も海外メーカーが占める割合は高いレベルで推移する。陸上風力発電に関してはゴールドウィンド、シノベル、ドンファン、ユナイテッドパワーなど中国メーカーの安値攻勢が始まり、新市場を大型風車の洋上風力発電に求めたが、再編成が進み規模で先行する欧州メーカーとのコスト競争に負けた結果である。