航空機

次世代航空機の開発動向(Ⅲ)

広義の電動航空機(EA)には、ジェットエンジンと電動モーターを組み合わせて使うハイブリッド航空機(HEA)、蓄電池のみの狭義の電動航空機であるピュアエレクトリック航空機(PEA)、燃料電池航空機(FCEA)が含まれる。また、次世代航空機には燃料電池航空機(FCEA)に加えて、水素タービン航空機(HTA)の開発が進められている。
航空機

次世代航空機の開発動向(Ⅱ)

2018年7月に、航空機電動化コンソーシアム(ECLAIR)が設立され、日本の航空機電動化の技術開発と航空・電機産業間の連携を促進し、航空機電動化技術の国際競争力向上を目指すことを目的として活動が始まった。しかし、開発が緒に就いた段階であり、社会実装には程遠いのが現状である。
航空機

次世代航空機の開発動向(Ⅰ)

次世代航空機の開発動向は、同様に低環境負荷を目指す次世代自動車と良く似ている。ただし、次世代航空機ではバイオジェット燃料の供給の可能性は十分にあるとして、空港のインフラ整備による持続可能な航空燃料(SAF)の検討が進められている。一方で、ハイブリッド機→電動航空機・燃料電池航空機・水素タービン航空機へと向かう研究開発が始められている。
いろいろ探訪記

永観堂で紅葉を愛でる@京都市左京区

京都地下鉄東西線の蹴上駅で下車し、南禅寺を経由して徒歩約25分、紅葉(モミジ)を愛でに永観堂を訪れました。その鮮やかな黄色と赤色の美しさには、目を見張るばかりです。紅葉や落葉は、植物が冬を越すために活性度を下げる仕組みで、季節の変化が厳しい地域に適応するための生き残り手段のひとつなのです。
エネルギー

火力発電所の仕組み(Ⅴ)

地球温暖化問題が注目される中でガスタービンの高温化による高効率化が進められ、ガスタービン・コンバインドサイクル発電システム(GTCC)の導入が進められた。ガスタービン高温部品(動翼、静翼、燃焼器)には冷却技術、構造材料、コーティング技術が高温化に大きな役割を果たしている。
エネルギー

火力発電所の仕組み(Ⅳ)

国内の主流は、ガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC )発電方式である。貯留タンクから供給された液化天然ガス(LNG)を燃焼器で燃焼させてガスタービンを駆動し、高温の排ガスを排熱回収ボイラに導き、得られた蒸気で蒸気タービンを回転させてダブルで高効率発電を行う。
いろいろ探訪記

日本海に掛かる虹の橋@京都府京丹後市

日本海に突き出した丹後半島の突端で、虹の橋を見つけました。ここ丹後半島の「間人(たいざ)漁港」では、毎年11月6日にズワイガニ漁が解禁されます。水揚げされるズワイガニは「間人ガニ」と呼ばれ、京都府最北端の経ヶ岬沖合い約20~30㎞、水深約230~300mの海底を漁場としています。
エネルギー

火力発電所の仕組み(Ⅲ)

超臨界圧から超々臨界圧へと進められた火力発電プラントの高効率化は、蒸気条件の高温・高圧化の歴史といっても過言ではない。これを実現できたのは使用温度域に応じたボイラ材料、蒸気タービン材料の開発が大きな役割を果たしている。
エネルギー

火力発電所の仕組み(Ⅱ)

石炭船から陸揚げされた石炭は、貯炭場を経て微粉炭機で粉砕される。ボイラ内で微粉炭を燃焼することで蒸気を発生させて蒸気タービンを回転させ、タービン発電機で発電する。蒸気タービンを駆動させた蒸気は復水器で冷却されて水に戻し、再びボイラに送り蒸気に変換され、これが繰り返される。
エネルギー

火力発電所の仕組み(Ⅰ)

2020年度の国内年間発電電力量は、水力を含む再生可能エネルギー20%、原子力発電所4%、火力発電所76%(LNG39%、石炭31%、石油等6%)である。欧米の先進国を中心として世界的に進む「脱石炭火力発電所」の動きに、日本は大きく遅れているのが現状である。