自動車

運輸の「2024年問題」について(Ⅰ)

働き方改革関連法で、2024年4月から、自動車運転手の時間外労働の上限が年間960時間となる。労働時間が減ることで人手不足がますます深刻化し、都市部でもバス会社が路線の廃止や減便を余儀なくされている。また、物流業界でもトラック輸送量の大幅な減少が懸念されている。 「2050年カーボンニュートラル」を実現しつつ、懸念される「2024年問題」を乗り切るための方策はあるのか?
鉄道

鉄道の未来予測

ゼロエミッション気動車の実現に向けては、現行の蓄電池性能の観点から、高効率のハイブリッド電動車(HET)を経て、短距離走行向けには蓄電池電動車(PET)の実用化が始まっている。また、長距離走行向けには燃料電池電動車(FCET)の実証試験が始まっている。一方で、長距離走行向けには、ディーゼル・エレクトリック気動車に代り、バイオ/合成燃料電動車の実証試験も始まっている。今後、燃料電池電動車(FCET)とバイオ/合成燃料電動車については、経済性の観点からの選択が進められる。
鉄道

赤字ローカル線再編の動き

国土交通省によると、2021年度時点で地域鉄道事業者95社のうち96%は赤字経営である。そのため、2023年10月に赤字続きのローカル線の存廃議論を促す「改正地域公共交通活性化再生法(地域交通法)」が施行された。今後、再構築協議会が設置され、案件ごとに国土交通省、地元自治体、鉄道事業者の他に有識者らの参加し、持続可能な交通機関の選択が議論される。第一号はJR西日本の芸備線である。
重機

重機の未来予測

ゼロエミッション重機・建機・農機などの実現に向け、現行蓄電池性能の観点から、ディーゼル・エレクトリック方式の電気式重機は、ハイブリッド式重機を経て、小型重機は蓄電池式重機に向かい、中大型機は燃料電池式重機あるいは水素エンジン式重機の実現を目指している。
重機

重機分野の脱炭素化(Ⅴ)

建設機械各社で、建機にバイオ燃料を活用する動きが拡大している。CO2削減の本命は電動式や水素エンジン式であるが、価格がディーゼルエンジン機の3~4倍以上と高く、燃料供給にも課題がある。バイオ燃料は軽油より高価格であるが、エンジンの改造の必要はなく、また燃料充填に際して特別な設備を必要としない点が注目されている。
いろいろ探訪記

聖徳宗総本山の法隆寺@奈良県生駒郡斑鳩町

写真1 法隆寺の西院伽藍を中門から臨む  JR法隆寺駅から北へ向かい、約20分ほど街中を歩き法隆寺の南大門に到着しました。1951年より法隆寺では毎年夏期大学が開催されており、新型コロナ禍のため休学など続きましたが、今年は7月26日(木)~...
原子力

何故、急速に高まる核融合熱!(Ⅹ)

関連産業の創出により経済成長にも貢献するとして、2023年4月には日本初の核融合戦略が公表された。しかし、夢のエネルギー核融合については以前にも話題になったことがある。過去を振り返ってみると、何かが見えてくるかもしれない。
再エネ

何故、急速に高まる核融合熱!(Ⅸ)

核融合スタートアップ各社の開発動向についてレビューを続ける。日本発のスタートアップである京都フュージョニアリング、EX-Fusion(エクスフュージョン)、Helical Fusion(ヘリカルフュージョン)の3社をレビューする。
原子力

何故、急速に高まる核融合熱!(Ⅷ)

核融合スタートアップ各社の開発動向についてレビューを続ける。最近になって急速に注目度が上がっている米国のHelion Energy(ヘリオン・エナジー)と、Commonwealth Fusion Systems(CFS、コモンウェルス・フュージョン・システムズ)をレビューする。
原子力

何故、急速に高まる核融合熱!(Ⅶ)

核融合スタートアップ各社の開発動向についてレビューを進める。米国TAE Technologies(TAEテクノロジーズ)に続き、カナダGeneral Fusion(ジェネラル・フュージョン)、英国Tokamaku Energy(トカマク・エナジー)に注目する。