重機

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重機の未来予測

ゼロエミッション重機・建機・農機などの実現に向け、現行蓄電池性能の観点から、ディーゼル・エレクトリック方式の電気式重機は、ハイブリッド式重機を経て、小型重機は蓄電池式重機に向かい、中大型機は燃料電池式重機あるいは水素エンジン式重機の実現を目指している。
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重機分野の脱炭素化(Ⅴ)

建設機械各社で、建機にバイオ燃料を活用する動きが拡大している。CO2削減の本命は電動式や水素エンジン式であるが、価格がディーゼルエンジン機の3~4倍以上と高く、燃料供給にも課題がある。バイオ燃料は軽油より高価格であるが、エンジンの改造の必要はなく、また燃料充填に際して特別な設備を必要としない点が注目されている。
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重機分野の脱炭素化(Ⅳ)

電動重機の普及の可否は低コスト化にある。加えて、遠隔操作を可能にする情報通信技術(ICT)や自動運転などの高機能化を図る必要がある。現在、20トン以上の中大型重機は燃料電池駆動が主流になると考えて実用化開発が進められているが、並行して水素燃焼エンジン駆動の開発も進められている。
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重機分野の脱炭素化(Ⅲ)

2020年代に入ると急速に重機の電動化が進み、蓄電池駆動による10トン以下の小型重機(ショベル、ダンプトラック、トラクターなど)の市場投入が相次いでいる。いずれも高コストであるが、リチウムイオン電池の高性能化によりディーゼル・エンジン駆動と同等の性能を有している。
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重機分野の脱炭素化(Ⅱ)

重機分野を取り巻く状況は、鉄道分野におけるディーゼル・エンジン気動車と類似しており、先行する自動車分野の動向を垣間見ながら開発が進められている。2000~2010年代は、ディーゼル・エレクトリック・エンジン、それに蓄電池を追加したハイブリッド・エンジンの実用化が進められた。
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重機分野の脱炭素化(Ⅰ)

現時点で建設機械を始めとする重機分野では、軽油を燃料とするジーゼル・エンジン駆動が主流であり、電動化市場は世界的にみても立ち上がっていない。しかし、環境規制の厳しい欧州を始めとして、世界の潮流は2050年カーボンニュートラルに向かっており、重機メーカーも脱炭素化を進めている。