小型軽水炉(SMR)の開発現状(Ⅱ)
現在、米国では多くの原子炉メーカーが、小型軽水炉(SMR)の開発を進めている。中でも、ニュースケール・パワーの「VOYGR」、ホルテック・インターナショナルの「SMR-160」、GE日立・ニュークリアエナジーの「BWRX-300」は、国内外において様々な実現可能性の検討が進められている。しかし、小型軽水炉(SMR)開発で先頭を走るニュースケール・パワーは、2023年11月にアイダホ国立研究所(INL)で2029年の稼働を計画していた初号基「VOYGR-6」について、経済性が見込めないとの理由で建設中止を発表した。