JR近江八幡駅前から近江鉄道バスに乗り約7分、小幡町資料館前で下車しました。近江商人屋敷が立ち並ぶ新町通りを通り抜けて徒歩で約15分、目的の八幡堀船着き場に到着しました。紅葉と街並みを愛でながら屋形船での八幡堀めぐりは格別でした。
近江八幡は、1585年に豊臣秀次が八幡山(標高:271.9m)の頂きに築いた八幡城の城下町として誕生しました。豊臣秀吉の甥である秀次は一時は関白になりましたが、秀吉に実子秀頼が誕生したことで1595年に秀吉から切腹を命じられ廃城となり、一族も処刑されました。
しかし、その後も近江八幡は商都として繁栄を続けます。八幡堀は琵琶湖とつながっており、水運の利点を生かした近江商人が活躍することになります。新町通りには近江商人屋敷が立ち並び、白壁の土蔵を垣間見ることができますが、周辺の豪勢な寺社に比べて質実剛健な風情が感じられました。
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