帆船『日本丸』の総帆展帆を見学に、横浜みなとみらいに行きました。
1930年に建造された航海練習帆船の「日本丸」が、1984年まで約54年間で地球を45.4周する距離(延べ183万km)を航海し、11,500名の実習生を育て、1985年4月から横浜みなとみらい21地区の石造りの旧横浜船渠(株)の第一号船渠(ドック)に係留保存されています。
英国ラメージ&ファーガッスン社の設計による4檣バーク型で、総トン数:2278トン、全長:97m×幅:13m×高さ:47m(水面からマスト頂点)、総帆数:29枚(面積:2067m2)が展帆するのに小一時間を要します。風を受けて大きくふくらむ総帆の姿は、流麗で実に美しい。
また、第一号ドックは、英国人技師H.S.パーマーの計画に基づき海軍技師恒川柳作が設計・監督、1898年に竣工、入港する船舶の大型化にともない1918年に長さ:約204mに改修され、幅:約39m、深さ:約11m。ドック構造材料には神奈川県真鶴産の小松石(安山岩)が使用されています。
後に、横浜船渠(株)は1935年に三菱重工業(株)と合併して同社横浜造船所となりました。1983年には移転し、1985年から日本丸メモリアルパークとなっています。日本丸と第一号ドックは共に、国の重要文化財に指定されました。すぐそばに、横浜船渠(株)の名残を見つけました。
コメント
ステキな写真です〜😊
コメントありがとうございます!
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