ドイツ鉄道のケルン中央駅(Köln Hauptbahnhof)を出て、ケルン大聖堂の前で方向を確かめ、左側(南側)に進むと、ものの5分でライン川に架かるホーエンツォレルン橋(Hohenzollern bridge)に到着しました。
ホーエンツォレルン橋は、橋長409.19m、アーチスパン167.75m、幅26.2mの鋼鉄製の3径間アーチ橋です。1911年に架橋された鉄道・歩道橋であり、当時、ドイツを統治していたホーエンツォレルン家から、その名が付けられました。
1945年、第二次世界大戦でドイツ軍が撤退する際に橋は破壊されました。現在の橋は、1948年から修復されたもので、1978年に増設された北側の鉄道橋にはリベットに代わり溶接接合が採用されています。石造アーチ橋や初期の鉄製アーチ橋では見られなかった重厚な下路式アーチ橋です。
歩道橋の脇には鈴なり状態の「愛の南京錠」がみられます。管理するドイツ鉄道(DB)は、安全面から南京錠を排除する警告を出したことがありましたが、市民からの反対の声が多く撤回したそうです。
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