北京市の中心部である王府井から北西に向けてタクシーで約40分、清華大学(Tsinghua University)に到着しました。観光で著名な頤和園の東側に位置します。「文系の北京大学、理系の清華大学」と並び称される中国トップの総合大学で、胡錦涛、習近平の出身校としても有名ですね。
1911年、米国に対する戦争賠償金(義和団事件の鎮圧)により、米国留学の予備校「清華学堂」として設立され、学校総面積:約400万m2(2km四方)と聞き、その意外性と広大さに感嘆しました。校内で生活が完結できるように全寮制で、食堂、病院、消防署、各種商店なども完備されています。
正門(東門)前の表札「清華大学」の裏には、校訓が「自強不息、厚徳載物」と彫られていました。「自らを向上させることを怠らず、人徳を高く保ち物事を成し遂げる」という意味で、中国周王朝時代の古典「周易」からの引用文だそうです。含蓄の深い言葉です。
正門から大学主楼まで約10分、主楼前を西方向に約10分、熱能工程系の建物の前を進むと、大学のほぼ中央部に位置する旧校門が見えてきます。子供達を含む多くの中国人観光客が、この旧校門前で記念写真を撮っていました。東京大学の赤門前で受験生が写真を撮っている光景に重なります。
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